2019年6月12日水曜日

ウイグルと遭遇



2か月ほど前に、ワタシの紙芝居を見て客席で
涙を流していた外国人がいたんです。
在日ウイグル人のお二人でした。


その時の演目は「ヤポンスカ」でした。
ロシア革命によってシベリアで大量発生したポーランド孤児を
世界中が知らん顔している中、唯一救出にむかったのが日本。
身寄りを無くし、飢えと伝染病に苦しむ幼い子供たち756人を
保護して日本に連れ帰り、国民運動のような盛り上がりの中で、
一人残らず健康にして無事にポーランド本国に送り返したという、
大正時代の感動実話でした。


おそらく、お二人は、現在ウイグル人の置かれた苦しい状況を、
物語に重ねて紙芝居をご覧になっていたのでしょう。


ウイグル人は現在、中国政府から信じられないよう
なひどい弾圧を受けています。
まず生まれてきた子供にイスラムや中東に由来する
名前を付けられません。
学校教育の場からは、ウイグル語を排除され、
信仰の象徴であるモスクを破壊され、
イスラム禁忌の豚肉食を強要されます。
男性は公職から追放され、女性は漢民族と結婚させられます。
さらに、おびただしい数のウイグル人が
再教育センターという名前の
強制収容所に次々と収容されています。


そこでは一日中洗脳教育を施され、
共産主義と漢民族への同化を強要されます。
これに抗議すると、拷問や処刑、臓器売買の対象にされるなど、
たちまち生命の危険にさらされるのです。
現在、収容されているウイグル人の数は
200万とも300万とも言われています。
人権蹂躙どころか、もはや民族が消滅する
危機に直面しているのです。

紙芝居作家として、なんとかウイグルをテーマにした作品を
作りたいと思いました。

それだけでなくポーランド孤児を助けた、
大正時代の日本人が持っていた精神を
取り戻すような活動にしたいと、
仲間を集めることにしました。
合言葉は「ワピピ!」です。
ワピピとは、カッコーの「托卵」を見抜く力をもった、
ニューカレドニアに住む、賢い鳥です。


カッコーのヒナを自分の子だと思い込んで育てる
オオヨシキリのように、
代日本人も「托卵国家」の「托卵情報」を、
真実の日本の姿だと思い込んでいます。


その結果、わたしたちは本来の日本人ではない考えをし、
行動するようになっています。
托卵される前の日本人は、
世界が見捨てたポーランド孤児を率先して助けるような、
義に厚く、優しい精神を持った人たちなのです。
日本にはびこる「托卵情報」を粉砕し、
ワピピ!すれば、
日本は本来の姿に立ち返るのではないでしょうか。

ウイグルで起きていることが、世界中で問題視されているのに、
日本でほとんど知られていないのは、
托卵された政治家やマスコミが情報をコントロールしていて、
わたしたちに届くものが、托卵情報そのものに
なっているからではないでしょうか。

先日、お二人に仲間とインタビューをしました。




0 件のコメント:

コメントを投稿